手にたばこの火や激辛焼きそばを強要のいじめで退職か 元市職員の損害賠償訴訟和解へ=静岡・伊東市

静岡県伊東市役所の元職員が職場のいじめが原因で退職を余儀なくされたとして市などに損害賠償を求めた訴訟で、市が解決金として220万円を支払うとする和解案がまとまったと発表しました。

この問題は伊東市役所に勤めていた元職員の男性が職場内で上司や先輩職員からタバコの火を手に押し付けられたり、激辛焼きそばを食べるよう強要されるなどのいじめを受けていたとして2020年に退職していたものです。

元職員の男性は市や当時の上司、先輩職員を相手取り、2022年4月、慰謝料など440万円の損害賠償を求める訴えを静岡地方裁判所に起こしていました。

この裁判について伊東市は男性側に対し、解決金として220万円を支払うことや再発防止に取り組むなどの和解案を提示していて、この案を市議会6月定例会に提出すると発表しました。和解案が市議会で可決されれば、7月4日に和解が成立する見込みです。

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