朝まで19杯飲酒し運転、交差点で居眠り… 青森県立校教諭、また酒気帯び運転

 青森県教育委員会は7日、県内の特別支援学校に勤務する男性教諭(30)が酒気帯び運転した疑いで警察の調べを受けたと発表した。県立学校教諭による酒気帯び運転を巡っては、3月に三八地域の高校教諭(45)が人身事故を起こして逮捕され、5月26日に懲戒免職処分を受けたばかり。一連の事態を重く見た県教委は処分前に公表する異例の対応を取った。19日に臨時校長会議を開き、和嶋延寿教育長が服務規律確保の徹底を呼びかける。

 県教委によると、特別支援学校の教諭は5月3日、同僚職員らとの懇親会に参加するため、車を運転して弘前市内の飲食店に行き、午後7時ごろから翌朝5時ごろまで4軒でビールと焼酎の水割り計19杯を飲んだという。帰宅しようと駐車場から運転し、午前6時ごろ、同市内の国道102号交差点での信号待ちで居眠り。付近住民が通報し、駆けつけた警察官による呼気検査で1リットル当たり0.52ミリグラムのアルコールが検出された。

 和嶋教育長は「3月の逮捕事案から引き続いての発生を重く受け止める」と述べ、「教職員が自覚を持って服務規律を順守するよう、指導の徹底を図る」とした。

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