東芝、TOBへの応募推奨を決議 「企業価値が向上」と評価

東芝本社が入るビル近くに掲げられたマーク=2021年、東京都港区

 東芝は8日、日本産業パートナーズ(JIP)を中心とした国内連合による買収提案に関し、東芝の株主に株式公開買い付け(TOB)への応募を推奨することを決議したと発表した。東芝は、JIP陣営による買収について「当社の企業価値の向上に合理的に資する」と評価した。

 東芝は「会社を変革するために安定した経営基盤を構築し、株主からの統一的な支援を得ることができる」と説明している。島田太郎社長や渡辺章博取締役会議長は8日午後1時からオンラインで記者会見する。

 JIP陣営は、1株4620円で7月下旬をめどにTOBを始めることを目指している。

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