【連載】高橋ヒロ先生に教わる~人気の米粉パンをはじめよう!~ vol.2 発酵いらずの米粉パン

【cotta tomorrow特別企画】
料理家の先生のレシピ連載。今回は米粉専門家の高橋ヒロ先生が登場!
米粉パンの基本を教えていただきます。

米粉はグルテンフリー、アレルギー対応、ヘルシーと魅力がいっぱい詰まった今大注目の素材です。そしてなにより凄いのは、「米粉で作るパンってとってもおいしい!」ということ。パン作りが初めての人も、米粉を使うのが初めての人も、米粉の魔術師・高橋ヒロ先生がうみだすおいしい米粉パンの世界をぜひおうちでも体験してみてくださいね。

発酵いらずで簡単!

豆腐と米粉のクイックパン

今回ご紹介するのは、ベーキングパウダーの力で生地を膨らませる発酵不要の米粉パン。
大豆由来のバター「ソイレブール」とあんこをはさんでヘルシーなあんバターサンドに。

レッスンスタート

【1】ボウルにビニール袋を広げてセットし、米粉、ベーキングパウダーを入れる。ビニール袋の口を片手で閉じ、ビニール袋を手で持って振り混ぜる。

【2】ボウルにAを入れ、泡立て器で豆腐をくずしながら、全体をしっかり混ぜ合わせる。豆腐のほろほろした粒子感が残っていてもOK。

【3】2のボウルに1の粉類を加え、ひとかたまりになるまでゴムべらで混ぜ合わせる。まとまりにくいときは、水を数滴ずつ加えて混ぜ、指先で押すと少し弾力がある状態になるように調整する。

ヒロ先生のワンポイント!

豆腐には米粉で作る生地をまとめ、成形しやすくする役割があります。絹ごし豆腐とひとくちにいっても個性がさまざまで、とくに水分量には違いがあります。生地がまとまりにくい時に加える水は数滴からにして、生地の様子を見ながら少しずつ加えましょう。

【4】3の生地を4等分にする。生地はかなり柔らかいので、手を水でしっかりとぬらしながら直径5cmほどの円板状に成形する。

【5】フライパンに薄く米油(分量外)をひき、生地を並べ入れる。ふたをして弱めの中火で5分間ほど焼く。ひっくり返して同様に5分間ほど焼いたら取り出し、粗熱をとる。

【6】パンがしっかり冷めたら、ナイフで横半分に切る。こしあんとソイレブールをパンの間にはさむ。残りの3個も同様にする。

アレンジレシピ

「米粉のココアパン」

米粉の分量の一部をココアに置き換えるだけのお手軽アレンジです。ほのかな甘さの素朴なおやつパンが簡単にできますよ。

【手順】
「豆腐と米粉のクイックパン」の作り方1で米粉を140gにし、ココアパウダー10gを加えて同様に作る。

今回のレシピはこちら

高橋ヒロ先生のレシピ連載

次回はこちら

撮影/忽滑谷 なつみ 取材・文/田中 祐子

PROFILE

高橋ヒロ先生

米粉専門家・フードコーディネーター・フードコンサルタント。
米粉専門教室「hiro-cafe」主宰。
子どもの食にまつわる体調不良をきかっけに米粉に出会い、レシピの研究開発をスタート。
以来これまでに研究してきた米粉の種類は数百にものぼる。
徹底した研究と、その研究に裏づけられたおうちで失敗しらずに作れる米粉を使ったレシピは信頼が厚く、ファンが多い。
近著に『米粉100レシピ』(主婦と生活社)がある。

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【連載】高橋ヒロ先生に教わる人気の米粉パンをはじめよう! vol.1フライパンで米粉パン

高橋ヒロ先生監修

高橋ヒロ先生のおすすめ食材

ソイレブール

ソイレブールは乳成分不使用で、原料が大豆由来と聞いて試してみたら、驚きのコクやクリーミーさ。
豆くささも感じません。今回のようにバターなら少しくどさを感じるほどたっぷりと使うレシピでも、満足感は十分なまま、それでいて罪悪感なく思い切り楽しめるヘルシーさがうれしいですよね。
冷凍庫から出してすぐにカットができる、程よいやわらかさなので、我が家では朝食のパンのお供に重宝しています。
ソイレブールの詳細はこちら

今回使用した商品はこちら

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