迫力のダイブ、新緑の百秋湖ゆっくりと 長井・水陸両用バス今季運行、あす9日から

長井ダム湖を進む水陸両用バス=長井市(関係各所の許可を得てドローンで撮影)

 長井市のながい百秋湖(長井ダム湖)を巡る水陸両用バスの今季運行が9日始まるのを前に、関係者向け試乗会が8日、同市の道の駅「川のみなと長井」発着で開かれ、湖面にダイブする大迫力と、周囲の美しい緑を堪能した。

 安全祈願後の第1便には市や報道機関などから27人が乗り、市街地、田園地帯を抜け、20分ほどで湖畔に到着。カウントダウンを合図に勢いよく湖に飛び込み、大きな水しぶきと歓声が上がった。一転、湖上ではほとんど揺れもなく、後部のスクリューでゆっくりと進行した。初乗車の市地域おこし協力隊重田英貴さん(55)=東京都出身=は「湖や木々の緑の多彩さに驚いた。市街地とダムの距離が近いのも魅力的」と話した。

 やまがたアルカディア観光局(同市)が8月6日まで1日4便(水曜定休)を運行する。地元の「ながい黒獅子の里案内人」が市内の歴史や名所をガイドする。7日現在で1838人の予約を受けており、今季は過去最大の5千人の利用を目指す。

長井ダム湖を進む水陸両用バス=長井市(関係各所の許可を得てドローンで撮影)
新緑に囲まれたダム湖をゆっくりと進む水陸両用バス=長井市・ながい百秋湖
新緑に囲まれたダム湖をゆっくりと進む水陸両用バス=長井市・ながい百秋湖
新緑に囲まれたダム湖をゆっくりと進む水陸両用バス=長井市・ながい百秋湖
長井ダム湖を進む水陸両用バス=長井市(関係各所の許可を得てドローンで撮影)

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