●30日に正式決定
富山県農協中央会の次期会長に元経営対策部長でJA高岡理事の延野源正（のべのげんしょう）氏（67）＝高岡市戸出延島＝が就く見通しとなった。9日の組合長会議で会長候補者として承認された後、役員推薦会議で内定。30日の総会で正式決定する。
8日、富山市の県農協会館で臨時理事会が開かれ、他薦により延野氏とJAみな穂（入善町）の細田勝二組合長が候補となったが、細田氏が辞退した。
延野氏は1978（昭和53）年に中央会に入会し、監査部長、経営対策部長を歴任。2016年に県内の農協業務のシステム開発などを担うデータ通信センタ（富山市）の代表取締役専務に就き、今年3月末で退職した。延野氏は8日、富山新聞社の取材に「びっくりしたが、光栄な話だ」と話した。
次期会長の任期は30日から3年。次期会長選考では、伊藤孝邦会長が退任の意向を示したが、1日の立候補締め切りまでに次期会長候補者の届け出がない異例の事態となっていた。
