ポイ捨てごみ、マスクが激減 京都・亀岡で清掃奉仕「ごみから世の中の流れが分かる」

草むらに目を凝らし、ごみを拾い集める警備会社の社員たち(亀岡市余部町)

 京都府亀岡市中心部で、同市南つつじケ丘に営業所がある警備会社「南部総合管理」の社員らが清掃奉仕をした。ガレリアかめおか(同市余部町)からサンガスタジアム京セラ(亀岡駅北1丁目)までの約2キロを約15人で往復し、歩道で見つけたごみを拾った。

 交通規制などを伴う警備の仕事は住民の協力あってこそと考え、2000年から恩返しとして続けている。3日に実施し、制服姿の社員らは歩道の草むらなどに目を凝らし、3時間かけてスナック菓子の包装やペットボトル、空き缶などを集めた。

 新型コロナウイルスの沈静化に伴ってか、マスクは昨年に比べて激減したという。奥村凛所長(34)は「ごみから世の中の流れが分かる。今後も地域のために続けたい」と話した。

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