ドイツのベルリンで開催"スペシャルオリンピックス" 宇都宮市の石坂梨紗選手が意気込み語る

 6月13日から、ドイツのベルリンで開催される、知的障がい者のスポーツの祭典「スペシャルオリンピックス夏季世界大会」の競泳に出場する選手が8日、福田富一知事を訪問し意気込みを語りました。

 福田知事を訪れたのは、宇都宮市の会社員石坂梨紗選手と母親の真澄さんです。

 石坂選手は、13日からドイツのベルリンで開かれる「スペシャルオリンピックス夏季世界大会」に競泳の25メートル背泳ぎと50メートルバタフライ、リレーに出場する予定で、日本代表の選出と国際大会の出場はどちらも初めてになります。
 福田知事は激励金と、海外選手との交流にととちまるくんのバッジなどを贈り、「力を存分に発揮して活躍してください。そして、金メダルを獲得して見せに来てください」と激励しました。

 大会には190の国と地域から、約7千人の選手が参加し24競技で競い合います。

 日本選手団は、選手45人が競泳やテニスなど9つの競技に出場しますが、栃木県からは石坂選手1人だけです。

 石坂選手は小学4年生の時に、両親から「一緒に体を動かそう」と勧められて水泳を始めました。去年(2022年)のいちご一会とちぎ大会にも、50メートル背泳ぎなどで出場、さらに広島で行われたスペシャルオリンピックス日本夏季ナショナルゲームで優勝して、世界大会への出場権を獲得しました。

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