ゴルフ場に"無人芝刈り機"導入 「人材不足や業務効率化へ」 鹿沼カントリー倶楽部

 人材不足や業務の効率化など企業が事業を継続していくうえでさまざまな対応が求められる中、鹿沼市のゴルフ場では無人で稼働する芝刈り機が5月末から本格稼働しています。

 鹿沼市の鹿沼カントリー倶楽部が5月末から本格導入させた無人の芝刈り機です。

 一見、人が運転する芝刈り機と変わらないようにも見えますが、走行する経路や動作などをすべて記憶させることで自動走行によるコース整備が可能となります。

 これにより技術が必要となる熟練スタッフの作業過程が高い精度で再現され、フェアウェイとラフのラインもきれいに仕上がります。

 このゴルフ場では栃木県内でも最大規模の45ホールを所有していて、これまではフェアウェイのすべての芝を刈り終えるのに5日程度かかっていましたが、無人芝刈り機を2台稼働させることで3.5日に短縮されました。

 車両にはセンサーが備え付けられていて人や物体などを感知した場合は、作業が強制的に自動停止するため夜間でも遠隔管理でき、これまで芝刈りを担当していたスタッフが他の作業に取り掛かれるようになり、業務の効率化につながったということです。

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