「毎週来るお客様が」エクササイズ中に突然倒れた男性、トレーナーらが命救う

迅速な通報やAEDの活用で、倒れた男性の人命救助に尽力した高橋さん(左)と穴山さん(右)=京都市西京区・市西京消防署

 京都市西京区のスポーツクラブ利用中に心肺停止状態に陥った男性を救命したとして、市西京消防署は、スポーツクラブ職員の男性とトレーナーの女性に感謝状を贈った。

 スポーツクラブ「シップ桂」支配人の高橋伸彰さん(37)=同区=と元職員の穴山華子さん(33)=向日市。3月4日午後1時ごろ、同クラブで穴山さんが担当するエクササイズのレッスンに参加していた50代の男性が倒れた。異変を知った高橋さんが119番通報。穴山さんが自動体外式除細動器(AED)を手配し、高橋さんが胸骨圧迫を続けた。病院への搬送後、男性は回復し、現在は社会復帰。スポーツクラブの利用も再開しているという。

 1日の贈呈式で、加藤勝也署長から感謝状を受けた2人は「毎週来られるお客様だったので元気になった姿が見られてうれしい」「仕事で救命講習を受けているけれど、改めて大切さを実感した」と話した。

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