断続的な雨の影響により地盤がゆるむなどして、愛媛県宇和島市と大洲市で土砂崩れが相次ぎました。
このうち、宇和島市によりますと、宇和島市吉田町南君で住宅の裏の斜面が高さおよそ40メートル、幅30メートルにわたって崩れたということです。
避難した人
「すごい音がして覗いてみたら大きい木と土が崩れていた。怖い、その一言です」
2世帯2人が集会所などに避難したということですが、けが人や住宅被害はなかったとということです。
気象台によりますと、宇和島では今月に入り8日までの8日間で、6月の月間降水量の8割にあたるおよそ230ミリの雨量を観測しています。
一方、県によりますと、大洲市肱川町宇和川でも国道197号沿いの斜面が高さおよそ20メートル、幅10メートルにわたり崩れました。
直径1メートルほどの岩も落ちていましたが、けが人はいませんでした。
なお、現場周辺は復旧や防護柵設置などのため、今後、1週間ほど片側交互通行が続く見込みです。