TBS系で6月10日放送の「世界ふしぎ発見！」（土曜午後9：00）では、安田顕がミステリーハンターに初挑戦する。長年番組のファンであり、以前スタジオにゲスト出演した際には「ミステリーハンターとしてロケに行きたい」と熱望。今回、安田の夢が実現することとなった。
世界各地の歴史、風土、文化などの不思議、謎、ミステリーについて、現地取材のリポートをスタジオでクイズやトーク形式で紹介する「世界ふしぎ発見！」。安田がひもとくミステリーは、美術史に残る大事件として有名な「フェルメール贋作（がんさく）事件」だ。
1937年、生涯でわずか37点しか作品が確認されていないヨハネス・フェルメールの未発表作品が突如発見された。しかし、後にこの作品は、別人によって描かれた贋作だということが判明する。贋作を描いた男の名は、ハン・ファン・メーヘレン。安田は“名探偵・安田顕”に扮（ふん）し、メーヘレンがいかにして世界を欺いたのか、その驚きのトリックを解き明かし、彼の身に起きた衝撃のドラマに迫っていく。
まず、名探偵・安田が“フェルメールの身辺調査”として訪れたのは、フェルメールが生まれた街であるオランダ・デルフト。住んでいたとされる場所などを訪れ、その痕跡をたどっていく。その後、フェルメールの資料館を訪れた安田は、彼がなぜ贋作のターゲットとなったかのヒントとなる、ある仮説にたどり着く。
続いて、安田はメーヘレンという人物を一層知るために、彼の故郷であるデーフェンターへと向かう。そこで安田は、贋作の制作に手を染める前、若き日のメーヘレンの苦悩と転機を知る。安田が「ジーニアス！ メーヘレンすごい！」と感心した驚くべき贋作技術にも注目だ。
「初めてのミステリーハンター、本当に夢のようでした！」と声を弾ませる安田は、「VTRの中では“名探偵・安田顕”として謎に迫っていくのですが、もう少しおちゃらけずに、『探偵』としていられたら、なおよかったかなと。演じながらどうしても、「『ふしぎ発見！』のロケに参加している自分」というところの喜びが漏れ出てしまった感じがありました（笑）」と念願がかなったことに、感激もひとしお。
そして、「オランダはすばらしいアートの街で、とても面白かったです。フェルメールのことは、有名な絵をいくつか知っているくらいで、贋作事件のことも知らなかったのですが、非常に興味深く、前のめりに取材することができました」と充実した取材となった様子で、「今回のロケは、もちろん僕もすごく楽しかったですし、『世界ふしぎ発見！』という番組が長く愛される理由がすごく分かる内容になっていると思います。ぜひご覧いただいて、この番組をこれからも長く、視聴者の皆さんに愛していただきたいです」と呼び掛けている。
