ライスを狙うアーセナル、最優先事項はウーデゴールの契約更新

写真:PSGのターゲットとなっているウーデゴール ©Getty Images

2022-23シーズンのプレミアリーグで2位に終わったアーセナルは今夏、高額資金を費やしての大型補強の準備を進めている。最大のターゲットはウェストハムのキャプテン、イングランド代表MFデクラン・ライスだが、イギリスのウェブメディア『フットボール・インサイダー』によると、最優先させるべきはキャプテンの契約延長だという。

アーセナルのキャプテンはノルウェー代表MFマーティン・ウーデゴール。2022-23シーズンのプレミアリーグでは37試合に出場して15ゴール8アシストを記録するなど、アーセナルの躍進に大きく貢献した。

クラブとの現行契約は2025年6月まで。まだ24歳と若く、今の契約のままで次のシーズンが終了すると移籍金の額が大幅に下がって他のクラブに引き抜かれる可能性が高まることもあり、早急に契約を更新する必要がある。

また、『フットボール・インサイダー』によると、現状でパリ・サンジェルマンがウーデゴールへの関心を強めているという。ウーデゴールは現在、週給11万5000ポンド(約2010万円)を受け取っているが、資金力が豊富なPSGならその何倍もの報酬をウーデゴールに提示し、現在、設定されている移籍金を満額、支払って彼を“強奪”することも十分に可能なだけに、アーセナルとしてはPSGの動向にも注意しなければならない。

『フットボール・インサイダー』は「ウーデゴールがPSGに移籍するとは思えない。彼はアーセナルのキャプテンであり、アーセナルは彼自身が強く望むチャンピオンズリーグ出場権も手にしているからだ」としているが、一方で「PSGは資金力で勝っているので、確実に残留するとは言えない。彼らは選手に対して常識外れの金額を支払っている」ともしており、ウーデゴールとの契約を早急に更新することを求めている。

ウーデゴールと、同じくPSGがターゲットにしていると見られるフランス代表DFウィリアン・サリバの名前を挙げ、両者に対して「5年から6年の長期契約を結んだ方がいい」と進言している。

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