広島市のファミリープール  子どもが年間で楽しめる新施設を整備へ

移転や廃止が検討されていた広島市・中央公園のファミリープールについて、子どもたちが四季を通じて遊びや体験を楽しめる新たな施設を、市が整備することになりました。

広島市 松井一実 市長
「プールの機能を残すことを前提に、新しい施設群を検討していく」

ファミリープールは、老朽化に加えて、年間を通じて夏の間しか営業しないことから効率の悪さが指摘されていて、これまで移転や廃止が検討されていました。

市によりますと、子どもたちが四季を通じてさまざまな遊びや体験を楽しみながら学べる空間にするため、プールを含んだ新たな施設の整備に向けた基本構想を策定するということです。

基本構想策定のための事業費は904万6000円で、広島市が9日、発表した一般会計で31億635万円の補正予算案に盛り込まれました。

広島市 松井一実 市長
「いろんな遊びとかできるような施設群。隣接する図書館もあるし、既存の施設群をうまく調整して、いいものをつくるという作業にしていきたい」

広島市は、2026年度までプールの営業をしたうえで、27年度から新たな施設の工事着手を目指すとしています。

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