2024年WECカレンダーにCOTA、サンパウロが復活し全8戦に。日本ラウンドは富士で9月開催へ

 6月9日、WEC世界耐久選手権第4戦ル・マン24時間レースが開催されているフランス、ル・マンでACOフランス西部自動車のプレスカンファレンスが行われ、同団体が統括するWECおよびル・マン・シリーズの2024年シーズンカレンダーが発表された。

 WECは今季2023年の全6戦から全8戦にラウンド数が増加。既報のとおり開幕戦はカタールのロサイル・インターナショナル・サーキットで行われ、第2戦のスロットに入ったイタリアのイモラ、第3戦スパ・フランコルシャンを経て、シリーズのハイライトであるル・マン24時間に至る。

 後半戦のオープニングでは2014年以来の復活開催となるブラジル、サンパウロに戻ることが決定。さらに、続く第6戦のスロットにはサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)が入り、こちらも4年ぶりのカレンダー復帰を果たしている。

 シーズン終盤は太平洋をわたって日本の富士スピードウェイへ。9月15日にWEC富士が行われた後、11月初旬に予定されている最終戦バーレーンへと繋がっていく。

■WEC世界耐久選手権 2024年シーズンカレンダー

Round Date Event Circuit

Test 2月24~25日 2024オフィシャル・プロローグ ロサイル・インターナショナル・サーキット(カタール)

Rd.1 3月2日 カタール1812km ロサイル・インターナショナル・サーキット(カタール)

Rd.2 4月21日 イモラ6時間 イモラ・サーキット(イタリア)

Rd.3 5月11日 スパ・フランコルシャン6時間 スパ・フランコルシャン・サーキット(ベルギー)

Rd.4 6月15~16日 ル・マン24時間 サルト・サーキット(フランス)

Rd.5 7月14日 サンパウロ6時間 インテルラゴス・サーキット(ブラジル)

Rd.6 9月1日 ローンスター・ル・マン サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(アメリカ)

Rd.7 9月15日 富士6時間 富士スピードウェイ(日本)

Rd.8 11月2日 バーレーン8時間 バーレーン・インターナショナル・サーキット(バーレーン)

 シリーズチャンピオンに、ル・マン24時間レースへの自動招待枠が与えられるル・マン・シリーズのひとつで、アジアを中心に開催されているAsLMSアジアン・ル・マン・シリーズも、WECと同様にラウンド数が増加した。

 近年のAsLMSはコロナ禍の影響もあり中東地域のみでレースが行われていたが、2023-2024年シーズンにおいては東南アジアラウンドが復活。今年12月にセパン・サーキットでのダブルヘッダーが開催されることが決まった。

 一方で中東ラウンドは1戦減少となり、ドバイ戦がこれまでの2戦から1戦に。アブダビ・ラウンドは引き続き2戦が行われ、全5戦で年跨ぎのシーズンが争われることとなっている。

■AsLMSアジアン・ル・マン・シリーズ 2023-2024年シーズンカレンダー

Round Date Circuit Country

Rd.1 2023年12月2日 セパン・インターナショナル・サーキット マレーシア

Rd.2 2023年12月3日 セパン・インターナショナル・サーキット マレーシア

Rd.3 2024年2月4日 ドバイ・アウトドローモ ドバイ

Rd.4 2024年2月10日 ヤス・マリーナ・サーキット アブダビ

Rd.5 2024年2月11日 ヤス・マリーナ・サーキット アブダビ

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