宮島(広島・廿日市市)では初めての本格的なコンビニエンスストアとして、ローソンの店舗がオープンしました。
9日、オープンしたのは、ローソン宮島店です。
貴船桃佳 記者
「店舗では、景観に配慮してロゴマークを茶色にしただけでなく、外国人観光客も訪れることから英語での看板も設置されています」
そのほか、宮島ならではの対策がこんなところにもありました。シカが簡単に店内に入らないよう、通常の店舗では使っていないタッチ式の自動ドアをシカの鼻先より高めに設置しました。ゴミ箱も店の中に置かれています。
店内には、飲料品や冷凍食品・弁当・アルコール類など3000アイテムが並ぶほか、宮島の住民の利便性を高めるために日用品も多くそろえています。
また、地元商店街への影響も配慮して、宮島のおみやげとなるような商品はあえて置かず、コンビニ本来のサービスに注力することにしたといいます。
これまで島の外に買い物に出ていたという地元の人たちも心待ちにしていたようです。
宮島の住民たち
「コンビニがなかったので、すごく楽しみでした」
― どのくらい来る予定?
「毎日かもしれない、お弁当とかパンとか買いに」
「なかなかほしいものが島にはない。今の時代はこういうコンビニがないと」
店内にはコピー機やATMも並びます。これまで島の外にコピーをするために出かけていたという女性もさっそく、コピー機を利用していました。
宮島の住民
「島の外に行かなくていいので、楽しみにしていました。もう最高!」
仕事で宮島を訪れることが多いという男性もコンビニが島にできたことで安心感があると話します。
仕事で訪れた人
「突然、ハサミがいるとか、文房具がほしいとかいうときに島にいるとなかなか手に入らないので、そういう面で仕事としては非常に助かります」
ローソン 中四国開発部 池田速人 さん
「新たな宮島の顔の1つになることができればと考えておりますし、宮島にとっての新たなインフラとしての機能も果たしてまいりたいと考えております」
ローソン宮島店は、午前7時半から午後9時半まで営業しています。