マイナンバーカードに別人の顔写真 京都市でミス発覚

京都市役所

 マイナンバーカードを巡るトラブルが相次ぐ中、京都市でも誤って別人の顔写真が載ったカード1枚を交付していたことが9日、市への取材で分かった。

 市によると、70代男性が2月21日、出張窓口になっていた下京区内の寺院で申請し、3月29日に郵送でカードを受領した際、自分の顔写真ではないことに気付いたという。市マイナンバーカードセンター(中京区)へ連絡して発覚した。

 委託業者のスタッフが、同じ日に訪れていた高齢男性の写真を誤って添付したのが原因といい、最終的なチェックは市職員が行うことになっているが、見落として気付かなかったという。市は「2月はマイナポイントの希望が多く窓口が混み合っていたことから、ミスが発生した」としている。

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