CL決勝は大丈夫? “視認性最悪”な「キットクラッシュ」11選

2022-23シーズンのフィナーレを飾るUEFAチャンピオンズリーグ決勝戦が現地時間10日に開催となる。

今季のファイナリストはマンチェスター・シティとインテル。決勝でのユニフォームはどちらも青のホームキットを着用と伝えられているが、そうなると心配なのが視認性に問題が生じる“色被り”のキットクラッシュだ。

ここでは、近年の各国リーグで見られたキットクラッシュのケースをご紹介しよう。

セント・ミレン vs セルティック

セント・ミレン vs セルティック

■2022-23 スコティッシュ・プレミアシップ

古橋亨梧もキットクラッシュの“当事者”に。セルティックはアウェイゲームでホワイトに近いライトグレーのサードを着用。これがセント・ミレンのホワイトと重なるため、太陽の下で行われた試合は非常に見づらい一戦となった。

しかも両チームともブラックのパンツを着用したため、シャツ同士やパンツとソックスなど至る所で色が被り、TVやスマホでの視聴者から不満の声が多発したという。

リーズ vs QPR

リーズ・ユナイテッド vs クイーンズ・パーク・レンジャーズ

■2019-20 イングランド・チャンピオンシップ

全身ホワイトのホームチームに対して全身ライトグリーンのアウェイチームという構図に。これは完全に近似色と言えるもので、せめてパンツとソックスは色を変えるべきだったろう。主審も苦労したのではないだろうか。

ワトフォード vs ニューカッスル

ワトフォードvs ニューカッスル・ユナイテッド

■2019-20 プレミアリーグ

ホームのワトフォードが黄黒の2トーンのため、ニューカッスルは白黒のホーム、濃緑のアウェイが使えなかったと思われる。結果としてイエローvsオレンジの組合せとなったわけだが、見分けが付く・付かない以前の問題で単純に見づらすぎた。

ウェリントン vs メルボルン

ウェリントン・フェニックス vs メルボルン・ヴィクトリー

■2015-16 オーストラリア・Aリーグ

ホームチームのウェリントンが、なぜかイエロー&ブラックのホームキットではなくライトグレー(ソックスはホワイト)のアウェイを着用。メルボルンのホワイトに近い色となり、壮大なキットクラッシュが発生となった。

ミラン vs インテル

ミラン vs インテル

■2016-17 セリエA

長友佑都もインテル時代にキットクラッシュを経験した。

近年のミラノダービーで最も見づらいと言われた組合せ。ユニは両チームとも袖が真っ黒でストライプも本数多めと、実はよく似ている。そのため上半身だけだと遠目には見分けにくいと話題になった。

下半身だけなら見分けは容易だが、下半身に意識が集中しては何のために試合を見ているのか分からなくなる。

サウサンプトン vs マンチェスターC

サウサンプトン vs マンチェスター・シティ

■2022-23 プレミアリーグ

静止画で見ている分には問題なさそう見えるが、これが照明の下で動く姿となると実は大変厳しい。

そもそも白と黄はコントラストの点で相性が悪いとされる組合せで、薄いイエローとホワイトだと遠目には同じような色となってしまう。両者のパンツも同系色なのでさらに厄介だ。

バルセロナ vs レアル・マドリー

バルセロナ vs レアル・マドリー

■2017-18 スーペルコパ・デ・エスパーニャ

通常であればまずキットクラッシュが起きないクラシコで、まさかの発生となった一戦。

両者の対戦ではどちらもホームキットで問題ないのだが、このスーペルコパでレアルはお披露目を兼ねて新サードキットを着用。結果、全身で色の見分けが付きにくい組合せとなってしまった。

マンチェスターC vs チェルシー

マンチェスター・シティ vs チェルシー

■2020-21 UEFAチャンピオンズリーグ決勝

キットクラッシュは2シーズン前のCL決勝でも起きている。シティとチェルシーは大事な一戦でどちらもホームキットを着用。さらにソックスもライトブルーとホワイトとなり、見分けが付きにくいと話題になった。唯一の救いはパンツの色だけである。

マンチェスターC vs チェルシー

マンチェスター・シティ vs チェルシー

■2016-17 プレミアリーグ

この両者はなぜか「青vs青」となることが多い。16-17シーズンのプレミアリーグではパンツまで青だったためキットクラッシュと騒がれた。色味が違うとはいえピッチ上の20人が青では、遠目にはなかなかツラい。

マンチェスターC vs チェルシー(女子)

マンチェスター・シティ vs チェルシー

■2021-22 女子FAカップ準決勝

この両チームは女子でも「青vs青」だ。21-22シーズンのFAカップでは、なんと両者が全身ブルーという“100%青対決”に!

公式戦でこの色被りはさすがに驚くが、The FAはキットクラッシュに対して寛容なのだろうか。

マンチェスターC vs ベシクタシュ

マンチェスター・シティ vs ベシクタシュ

■プレシーズンマッチ(2012-13シーズン開始前)

近年最悪のキットクラッシュと言われている試合だ。シティは12-13アウェイ、ベシクタシュは同サードを着用。第3国オーストリアでのプレシーズンマッチとはいえ、両者まさかの全身赤色系による色被りの一戦となってしまった。

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時期的に「新ユニフォーム披露目」のタイミングではあったが、それにしても上から下まで互いに同系色とは事前調整が一切なかったとしか思えない。

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