伝説復活!デンマーク代表に1試合限定の“完コピ”ユニが登場 hummelの仕事が素晴らしすぎる

デンマークサッカー協会(DBU)とキットサプライヤーのhummelは6日、デンマーク代表の限定ユニフォームを発表した。

このレトロデザインの特別ユニは今月行われるEURO2024予選の北アイルランド戦で着用となる。

Denmark 2023 hummel Limited Edition 1986

デンマーク代表 2023 hummel 限定ユニフォーム 1986

見るからにレトロでクラシックなデザインの特別ユニフォーム。これはデンマークが初めてワールドカップ本大会に出場した1986年メキシコ大会でのユニを復刻したものだ。

当時から人気だったアイコニックなハーフ&ハーフのストライプデザインは今も高い評価を得ており、hummelのテンプレートデザインとして現在でも使われている。V・ファーレン長崎のファンなら見覚えのあるデザインだろう。

上の選手(プレーベン・エルケーア・ラルセン)の写真が1986W杯での1枚。襟のラップオーバーは左右逆だが、同じhummelが手掛けているためほぼ“完コピ”である。

特筆すべきは同時に発表されたパンツで、現在主流の通常タイプのほかに、なんと当時の“短パン”も復刻!これは上下で揃えたくなる。

当時は股下の短いパンツが当たり前だったが、男子選手用としては今や完全に絶滅状態。ちなみに海外だと女子選手は逆に短めが増えている。

1986モデルの復刻はGKモデルも登場。袖のシェブロンマーク部分は若干異なるが、基本的には色・デザインどちらも忠実に再現されている。

今回このタイミングで1986モデルが復刻された理由は、母国の企業であるサプライヤーhummelが今年で創業100周年を迎えることから、それを祝うというもの。

86年大会は初出場ながらグループステージを全勝して決勝トーナメントに進出。その攻撃サッカーから現在の愛称「ダニッシュ・ダイナマイト」が誕生する。この86W杯や優勝したEURO1992など、歴史を作ったチームはいつもhummelのキットを着ていた。

この1986復刻モデルは、17日にホームで行われるEURO2024予選の北アイルランド戦で着用。ユニフォームはDBUの公式オンラインショップで販売中だが、残念ながら配送エリアは欧州の一部地域に限られている。

レアで懐かしいユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。「あの頃」を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず!

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