副知事、教育長28日退任/三村知事に合わせ

 青森県は9日、青山祐治(70)、柏木司(61)の両副知事と和嶋延寿教育長(61)が、三村申吾知事の退任に合わせ28日に辞職すると発表した。任期は両副知事が6月末、教育長が来年3月末までだが、3人は今月8日付で辞職願を提出した。

 青山副知事は東奥日報の取材に「任期満了には2日早いが、三村知事から辞令を受けた自分も一緒に退任する方がいいと思った」と辞職の理由を説明。「長く県政運営に携わることができたのは、県民と職員の皆さんのお力添えのおかげ。心からお礼申し上げたい。宮下(宗一郎)氏には県政を頑張っていただきたい」と述べた。

 柏木副知事は秘書を通じ「退任するという事実が全て。それ以外に特にお答えすることはない」とした。和嶋教育長も9日は取材に応じず、県教育委員会教育政策課によると、退任日までに記者会見を開いて辞職について説明する。

 3人の退任に関し、三村知事は取材に「ねぎらうのは当然のこと」とし、両副知事に向けては「一生懸命、県政のために頑張ってくれた。大変ありがたい」と語った。

 青山氏は1975年に県庁に入り、企画政策部並行在来線調整監などを歴任。2003年の三村知事就任時に秘書課長を務め、07年7月からは副知事として三村県政を支えてきた。

 柏木氏は1984年に県庁入り。東青地域県民局長、企画政策部長などを経て2019年7月に副知事に就いた。

 和嶋氏は県立高校長、県教育次長などを経て、18年4月から教育長を務めている。

© 株式会社東奥日報社