金沢・伏見台小にキャラクター ウサギとカメをモチーフに「フィフシー」

伏見台小の50周年を記念して誕生したフィフシー

  ●創立50周年祝い 6年の藤部さんデザイン

 今年度に創立50周年を迎えた伏見台小で9日までに、節目を祝うマスコットキャラクターが誕生した。6年の藤部七蔓さん(11)が校内で飼育するウサギとカメをモチーフにデザインし、「フィフシー」と名付けた。7月中旬に児童が校庭に描いて航空写真を撮影する記念事業を行うほか、学校便りにも掲載していく。藤部さんは「ずっとみんなの心に残るキャラになったらうれしい」と目を輝かせた。

 藤部さんによると、フィフシーは伏見台の「フシ」と50の英語「フィフティ」から連想して名付けた。ピンク色のウサギで、桜の花びらをかたどった耳が生えている。伏見川の色をイメージした水色の帽子をかぶり、頭上にカメが乗っている。

 キャラの制作は保護者でつくる創立50周年事業実行委員会が企画した。4月に全校児童を対象にアイデアを募り、寄せられた313点の中から児童の投票や、育友会、教職員の選考を経て5月中旬に藤部さんの案を採用した。

 藤部さんは将来の夢が美術の先生で、親しい先生に似顔絵を描いて贈るなど、絵を描くのが好きだという。「選ばれた時はすごくびっくりして、思わず飛び跳ねた」と喜び、フィフシーが愛されるキャラクターになることを願った。

 橘裕之実行委員長(39)は「伏見台小を象徴するようなキャラになった。50周年を多くの人に知ってもらうためにも活用していきたい」と話した。

自身が描いたキャラを紹介する藤部さん=伏見台小

© 株式会社北國新聞社