4月に創立50年を迎えた高岡南高に7日、4人組ロックバンド「TUBE」が動画メッセージを寄せた。同高は毎年体育大会で同バンドの楽曲「サマードリーム」に合わせてフォークダンスを踊っており、節目を記念して来訪を依頼した生徒に、メンバー4人が応えた。全校生徒467人が体育館で動画に見入り、母校への誇りを強めた。
サマードリームのフォークダンスは約35年前、当時の生徒が振り付けを考えた。以降、体育大会の恒例の出し物として、楽曲と振り付けが受け継がれてきた。
昨年4月に立ち上げた50周年記念事業の準備委員会で、今年の体育大会を周年事業のスタートと決めた際、TUBEを招く案が持ち上がった。所属事務所にダンスの動画や生徒の嘆願書を送ったところ、コンサートのため来訪はかなわなかったものの、生徒の熱意に胸を打たれたメンバーから動画が届けられた。
1分10秒の動画では、4人が同高の節目を祝い「これから60、70、100年と歴史がずっと続いていって欲しい」とエールを贈る様子が収録されており、生徒から大きな拍手が起こった。林永人生徒会長は「実際にメンバーの言葉を聞き、これからもフォークダンスを伝統としてつないでいきたいと強く思った」と話した。体育大会は8日に行い、50周年記念として同窓生もフォークダンスに加わる。
