京都府亀岡市北町の「さくらい時計メガネ店」で、「時の記念日」(10日)に合わせた恒例の時計展が開かれている。今年は米国製の20点を店先のショーケースに並べ、時計を一般家庭に普及させ、日本メーカーにも大きな影響を与えた歴史の一端を紹介している。
趣味で世界各国の時計を収集している同店の櫻井康久さん(43)が、2011年から毎年開催している。
形が似ていたことから日本で「だるま型」と呼ばれる円形の掛け時計は、和風建築にも合うことから人気商品になったという。内部の構造も展示しており、技術がどのように変化したかも解説する。
櫻井さんは「米国製は量産化して世界中に輸出された。日本の掛け時計作りはまねから始まっていて、お手本となった時計を見てもらいたい」と話す。17日まで。月~土曜午前9時~午後7時半、日曜のみ午前10時~午後6時。無料。