苦しい戦いが続くメッツに大打撃 アロンソが3~4週間の離脱へ

ブルージェイズ3連戦に続いてブレーブス3連戦でも被スイープを喫し、4年ぶりの6連敗で借金3、地区4位に後退と苦しい戦いが続くメッツだが、少なくとも今後の3~4週間は主砲を欠いた状態で戦うことになってしまった。日本時間6月10日、メッツはピート・アロンソを左手首の捻挫と左手首の骨の打撲により10日間の故障者リストに登録したことを発表。アロンソは日本時間6月8日に行われたブレーブス3連戦の2戦目、初回の第1打席でチャーリー・モートンから左手首に死球を受けて途中交代し、翌日の3戦目は欠場していた。

アロンソは今季ここまで62試合に出場して打率こそ.231と低いものの、メジャートップの22本塁打、リーグトップの49打点、リーグ13位のOPS.872を記録。シーズン60本塁打も狙えるペースでアーチを量産していた。しかし、日本時間6月8日のブレーブス戦でモートンが投じた97マイルの速球を左手首に受け、途中交代。翌日にアトランタからニューヨークへ移動してX線検査を受けた結果、骨折はしていなかったものの、精密検査で捻挫と打撲が判明し、球団は「このタイプの故障は通常、戦列復帰までにおよそ3~4週間を要する」と発表している。

今季のメッツは年俸総額が3億ドルを超える豪華なロースターを構成したにもかからわず、開幕から波に乗れない戦いが続いており、現時点で首位ブレーブスから8.5ゲーム差の4位。投打とも振るわず、打線はリーグ8位の277得点、同12位のOPS.716にとどまっている。そのなかでメジャートップの22本塁打を放って打線を牽引していたのがアロンソであり、チーム本塁打の29%とチーム打点の18%を稼いでいた主砲の離脱はさらにメッツの得点力を押し下げることになるだろう。復帰まで4週間かかるとすれば、前半戦のうちに復帰できるかギリギリのラインであり、オールスター・ゲームやホームラン・ダービーへの出場にも影響が出そうだ。

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