福祉や介護を学ぶ栃木県内の高校生 ベッドメイクなどの技術競うコンテスト

 福祉を学ぶ県内の高校生が、介護の技術を競うコンテストが9日、佐野市の佐野松桜高校で開かれました。

 コンテストには、県内の4つの高校から将来、介護の現場で働くことを目指す19人が参加して、ベッドメイキング部門と介護技術部門の2部門で技術を競いました。

 このうちベッドメイキング部門では、2人1組で介護用ベッドを5分間で整える技術を競います。一方、介護技術部門では、アシスタントを含む3人が1組となり、脳梗塞で右手足にまひのある男性が、奥さんの3回忌でお寺に出かけるための、身支度の手伝いをするという想定で行われました。

 生徒たちは行きたくないという男性を納得させて、靴下や靴、それに上着を着る手伝いなどをしながら、男性に安心してもらえるように声を掛けたり、触れ合ったりと、日ごろ学んだ成果を発揮していました。

 審査の結果、介護技術部門の最優秀賞に佐野松桜高校が輝きました。佐野松桜高校は8月31日に、佐野市内で開かれる関東大会に出場します。

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