若い世代の結婚支援充実へ 栃木県が"結婚支援コンシェルジュ"を任命

 結婚を希望する若い世代に向けた支援をさらに充実させ少子化対策につなげようと、福田富一知事は5日、結婚支援のためのコンシェルジュを任命しました。

 栃木県庁で行われたセレモニーでは福田富一知事から「とちぎ結婚支援センター」職員の大貫聖子さんに、コンシェルジュの委嘱状が手渡されました。

 少子化を巡っては、1人の女性が生涯に産む子どもの数の指標となる「合計特殊出生率」が県内では去年(2022年)1.24と3年連続で過去最低を更新するなど課題になっていて、その要因のひとつとして、結婚する人の数が減っていることが指摘されています。

 会員同士の出合いのサポートをしている大貫さんはコンシェルジュとして、結婚支援事業に賛同する県内企業を新規で開拓して、企業同士の交流の場を作るなど出会いの機会を創出する環境づくりも担います。

 とちぎ結婚支援センターによりますと、センターが設立された2017年から先月(5月)末までに219組の会員が結婚していて、コンシェルジュの活動により更なる結婚の支援につなげていくとしています。

 福田知事は「幸せな出会いを創出し結婚してよかった、子育てしてよかったと思ってもらえるようにお願いします」と激励しました。

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