小中教員111人不足 前年比1.7倍に拡大 青森県内4月

 青森県内の小中学校の教員が不足し、一部で未配置になっている問題で、県教育委員会は9日、東奥日報の取材に対し、今年4月の始業式時点で小中学校の教員計111人が不足していると明らかにした。昨年同時期の67人より44人増と、未配置状態が約1.7倍に拡大した。

 不足している111人の内訳は小学校73人(全て臨時講師)、中学校38人(臨時講師34人、非常勤講師4人)。県教委教職員課は不足の背景として、定年退職以外の退職者増加、臨時講師だった人の教員採用試験合格数増加により臨時講師のなり手が減少、必要な教科担当者が見つからない-などを挙げた。

 県教委は、ホームページで給与月額や志願書を掲載し、臨時講師を募集している。

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