コウノトリのひな、2羽目も巣立ち 小山・渡良瀬遊水地

人工巣塔から飛び立つ2羽目のひな(右)=9日午前、小山市下生井の渡良瀬遊水地(わたらせコウノトリライブカメラの映像より)

 【小山】下生井の渡良瀬遊水地で生まれた国の特別天然記念物コウノトリのひな2羽のうち、まだ巣立っていなかった1羽の巣立ちが9日、確認された。同日の定例記者会見で浅野正富(あさのまさとみ)市長が明らかにした。

 市によると、右足に緑と黄色、左足に黒と緑色の足環を装着した2羽目が9日午前10時45分ごろ、人工巣塔から飛び立ち南西に着地したのを現地で観察していた愛好家が確認した。1羽目は8日に巣立った。

 浅野市長は「コウノトリに選ばれた遊水地の素晴らしい環境を守っていきたい。皆さんにかわいがってもらいたい」とコメントした。

 11日に生井桜づつみ公園で行う予定だったひなの愛称命名式の会場は、雨天予報のため下生井小体育館に変更となった。

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