「有料サイトの未払い料金がある」などと電話、新潟長岡市の70代女性が110万円被害

 有料サイトの未払い料金名目などで現金110万円をだまし取られたとして、新潟県長岡市の70代女性が6月9日までに、新潟県警与板署に被害を届け出た。与板署は特殊詐欺事件とみて調べている。

 与板署によると6月3日から5日にかけて、女性の携帯電話に実在する金融会社の社員や、NPO法人の職員を名乗る男から「有料サイトの未払い料金がある」「支払っても返金制度がある」「サイバー保険に入る必要がある」などと計3回電話があった。女性は指示に従い、市内の金融機関で5日までに、3回に分けて計110万円を他人名義の口座に振り込んだ。

 女性はその後、警察官を名乗る男から「振り込んだことは誰にも口外するな」と電話があったが、家族に相談して被害に気付いた。

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