石川3チーム躍動 札幌でYOSAKOIソーラン

豪快に舞い踊るThe日本海&北國新聞のメンバー=10日午後0時半、札幌市内

  ●The日本海&北國新聞など4年ぶり 1次審査華やか

 札幌市で開催中の「第32回YOSAKOIソーラン祭り」の1次審査は10日行われ、石川県内からは4年ぶりに出場の「The日本海&北國新聞」など3チームが躍動感ある演舞を繰り広げた。1次審査には全国の約270チーム、2万7千人が臨み、11日のファイナル進出を目指した。

 今年20周年を迎えるThe日本海&北國新聞は昼過ぎ、サテライト会場の澄川会場でこの日最初の舞台を迎えた。約80人が赤や青、ピンク色の着物に身を包み、「金沢城桜満開」をテーマに豪快に舞い踊った。2011年以来のファイナル進出を目指しており、山中妙子代表は「持てる力を全て出し、札幌に金沢の名を残したい」と話し、午後からの審査に備えた。

 40人未満のチームで争う「U―40大会」に出場している「渚一世風美」(白山市)は県内チーム一番乗りで1次審査を迎えた。大通りパレード会場でスサノオノミコトやこま犬、アマテラスなどの神をイメージした衣装で舞を繰り広げた。西田洋子代表は「観客の反応も上々でメンバーの体も動いてた」と自信をのぞかせた。

 「粟津おすべえ花吹雪」(小松市)も100人超のメンバーで一番街・三越前で演舞を披露し、午後からの審査に向けて士気を高めた。

 1次審査の結果は11日に発表され、ファイナルとセミファイナル進出チームは同日午後3時以降に演舞する。

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