滋賀の路線バス会社に車両2台使用停止の処分 運転手の点呼簿に記載漏れ

【資料写真】帝産湖南交通の路線バス

 国土交通省近畿運輸局は9日、路線バス運転手の点呼簿に記載漏れがあったとして、帝産湖南交通(本社・滋賀県草津市)に対し、同社田上営業所(大津市)のバスのうち2台を5日間ずつ使用停止とする行政処分を行った。

 同運輸局は今年1月30日、同営業所に立ち入り監査を実施。乗車前の運転手の体調などをチェックする点呼簿に、飲酒の有無や点呼した人の氏名、時間などの記録の記載が一部抜けていたという。

 同社は昨年3月にも、点呼簿の記載漏れで同運輸局から文書警告を受けていた。同社運輸部路線課は「初歩的なミスで反省している。点呼簿の記録を徹底したい」と話した。路線バスの運行に支障はないという。

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