横浜地方気象台の発表によると、6月11日の神奈川県は断続的に雷を伴った強い雨が降ると予想されている。東部では同日朝から夜のはじめ頃にかけて土砂災害に注意・警戒が必要としている。同気象台の発表を基に予想降水量をまとめた。
同気象台によると、日本の東に前線を伴った低気圧があり、前線は伊豆諸島付近を通り東シナ海へのびている。前線は12日にかけて本州の南岸をゆっくりと南下し、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込むため大気が不安定になる見込みだ。そのため、神奈川県では11日は断続的に雷を伴った強い雨が降るとみられる。
東部ではこれまでに降った雨の影響で地盤の緩んでいる場所があり、通常より少ない雨量でも土砂災害の危険度が高まりやすい地域がある。11日の朝から夜のはじめ頃にかけての時間帯に土砂災害への注意・警戒が必要としている。さらに、雨雲が予想以上に発達したり、停滞した場合は警報級の大雨となる可能性がある。土砂災害や低地の浸水、河川の増水、落雷や突風に注意が必要で、同気象台は降ひょうの恐れもあることから、農作物や農業施設の管理にも注意を呼びかけている。
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神奈川県の予想降水量
6月11日の1時間降水量
東部: 20ミリ 西部: 20ミリ
6月10日午後6時~11日午後6時の24時間降水量
東部: 50ミリ 西部: 50ミリ
※いずれも多い所の予想降水量
(横浜地方気象台、6月10日午後4時55分発表)