CL決勝で激突!マンチェスター・シティとインテルの両方でプレーした最強の5人

UEFAチャンピオンズリーグ決勝の舞台で激突するマンチェスター・シティとインテル。

ここでは、両チームでプレーしたおもなスター選手たちを取り上げてみる。

エデン・ジェコ(現インテル)

マンチェスター・シティ:2010年1月~2015(189試合 72ゴール)
インテル:2021~(100試合 31ゴール)

37歳になったボスニア・ヘルツェゴビナ代表ストライカー。

長谷部誠とともにヴォルフスブルクでブンデスリーガ優勝を果たした選手として知られている。その後、移籍したシティでは10番を背負い、主軸として活躍した。

190cm以上の長身ながら、オールラウンドな能力を兼ね備え、多彩なフィニッシュ誇る完成度の高いFWだ。大ベテランといえる年齢になったが、今季もセリエAとCLで計13ゴールをマーク。

シティ時代の同僚であるセルヒオ・アグエロは「彼は素晴らしい選手であり、素晴らしい人間。エディンが今でもゴールを決めようとする危険な選手であることに変わりはない。今季、これほどいいパフォーマンスを見せていることにも驚かないよ」と讃えている。

マリオ・バロテッリ

インテル:2007~2010(86試合 28ゴール)
マンチェスター・シティ:2010~2013(80試合 30ゴール)

かつてはインテルが発掘した最高傑作として期待されていた元イタリア代表FW。

インテル時代に指導を受けたマンチーニ監督が率いるシティに移籍した後もピッチ内外で話題を振りまいた。

アカデミー選手に向かってダーツを投げつけたり、バスルームでの花火で火事を起こしたり、MLSチームとの試合で意味不明の舐めプをして交代させられたり…。

その一方、いじめられている少年を救ったことも。毎日練習場の外でサインを求める少年がいじめられていることを知ると、彼と母親を車に乗せて学校に直行。いじめていた生徒と握手をさせ、車で立ち去ったのだ。

32歳になった現在はスイスのシオンに所属しているが、チームは17年ぶりの2部降格となっている。

ジョアン・カンセロ

インテル:2017~2018(28試合 1ゴール)
マンチェスター・シティ:2019~2023年1月(154試合 9ゴール)

ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いるシティで、偽サイドバックとして大暴れしたポルトガル代表DF。

バレンシアからのローンで加わったインテルでは活躍を見せたものの、クラブは4000万ユーロ(60億円)の買い取りオプションは高すぎるとして行使せず。

その後、その額を支払ったユヴェントスに移籍すると、翌年にはシティに引き抜かれた。

ただ、グアルディオラ監督との衝突で今年1月にバイエルンに放出。この夏には完全移籍で別のチームを去る可能性が高い。

パトリック・ヴィエラ

インテル:2006~2010年1月(91試合 9ゴール)
マンチェスター・シティ:2010年1月~2011(46試合 6ゴール)

フランス代表でも暴れた巨漢ボランチ。カンヌでは10代でキャプテンを任されるとミランを経て移籍したアーセナルで一時代を築いた。

ユヴェントス、インテルでプレーした後、インテル時代の上司でもあるロベルト・マンチーニ監督が率いるシティに加入して引退までプレー。

先日、引退したズラタン・イブラヒモヴィッチが選ぶ最強のチームメイトのひとりにも名を連ねている。

アレクサンダル・コラロフ

マンチェスター・シティ:2010~2017(247試合 21ゴール)
インテル:2020~2022(15試合)

悪魔的な左足を武器に活躍した元セルビア代表DF。子供の頃に好きだったシニシャ・ミハイロヴィッチに憧れて、フリーキックを磨くと、同じように背番号11を好んで着用した。

左サイドバックとしてシティを支え、退団する時にも「シティ時代は我が人生で最も美しい時期のひとつ。正直、いまでもシティは我がクラブ」と綴っていたほど。その後、ローマを経て加入したインテルで現役を引退した。

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彼ら以外にも両チームでプレーした選手たちはいる。長友佑都が憧れた元ブラジル代表DFマイコン、モンテネグロ代表FWステヴァン・ヨヴェティッチ、元チリ代表MFダビド・ピサーロ、元エクアドル代表FWフェリペ・カイセド、元イタリア代表FWベルナルド・コッラーディ、元フランス代表MFウスマヌ・ダボもインテルとシティでプレーした選手だ。

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