ホンダ:M.マルケス「予選では速いけど、レースで戦うのが難しい」/第6戦イタリアGPスプリント

 6月11日、2023年MotoGP第6戦イタリアGP 2日目にMotoGPクラスの予選とスプリントレースがイタリアのムジェロ・サーキットで行われ、レプソル・ホンダ・チームのマルク・マルケスは2番手を獲得し、7位でチェッカーを受けた。チームメイトのミルは、初日のP2で転倒を喫した際に右手小指を負傷し、欠場となっている。

 マルケスは初日を総合8番手で終え、ダイレクトでQ2進出を果たしている。予選Q2では、ラストアタックで全体ベストに匹敵する1分44秒933をマーク。しかし、ほぼ同タイミングでフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が0.078秒上回るタイムを叩き出し、マルケスはフロントロウに並んだ。

 スプリントではスタートでポジションをキープするが、3周目にはジャック・ミラー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)と接触し、8番手まで後退してしまう。その後はなかなか順位を挽回することができず、7位でチェッカーを受けた。

フロントロウを獲得したマルク・マルケスとアレックス・マルケス/2023MotoGP第6戦イタリアGP

■マルク・マルケス(予選:2番手、スプリントレース:7位)
「フロントロウを獲得できたのは予想外だった。これはとてもポジティブなことですが、僕たちは現実的な目標を掲げ、スプリントに挑んだ。その結果は驚くものではなく、予想していた通りのものだったよ。今日は完ぺきにレースを組み立てた」

「トップグループのすぐ後ろでチャンスを待つことにしたんだけど、ミラーとのバトルでポジションを大きく落としてしまったんだ。レースではよくあることだ。それからは、追い上げに全力を尽くした。明日のレースが楽しみだよ」

「予選では速いラップを刻めるけど、レースは他のライダーと戦うのが難しい。完走することが重要だった。ストレートではエンジンが十分にプッシュできず、ロングレースではさらに苦戦するだろう。再びふたつのシャシーで作業したけどフリー走行で赤旗が出たからうまくテストすることができなかった。レースではセットアップした(従来の)ものを使うことに決めたし、明日もそれを使うつもりだ」

■ジョアン・ミル(欠場)

マルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)/2023MotoGP第6戦イタリアGP スプリント

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