日光東照宮に盆栽50点 15日まで第1回日本宝樹展

日光東照宮の境内に並ぶ盆栽

 【日光】山内の世界遺産・日光東照宮で盆栽の名品が並ぶ「第1回日本宝樹展」が開かれている。15日まで。

 盆栽文化の普及・発展などに取り組む日本宝樹会が主催。同会は盆栽を愛した徳川家康(とくがわいえやす)にちなみ、2015年の東照宮400年式年大祭をきっかけに発足し、東照宮など各地で盆栽展を開催している。

 今回は陽明門前や拝殿前など境内各所に全国各地の愛好家らが手がけた約50点を飾っている。サツキやカエデなどさまざまな種類の見応えある名品が境内を彩っている。

 この日は、多くの外国人観光客や修学旅行生などが訪れ、作品を前に写真を撮るなどしていた。

 同会の葉坂勝(はざかまさる)会長(76)は「盆栽は自然の縮図。その縮図が私たちに何を教えているのか。みんな根元から立ち上がり、枝も助け合って生きているところを見てほしい」と話した。

 拝観時間中は自由に観覧できる。

日光東照宮の境内に並ぶ盆栽

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