おいしいよ!深層水塩ラーメン 富山県の高校生が開発、3万食突破

塩ラーメンをPRする生徒=有磯海サービスエリア

 滑川高校商業科の生徒が考案した滑川海洋深層水塩ラーメンの販売数が、3万食を超えた。北陸自動車道有磯海サービスエリア(SA)・上り線(滑川市栗山)などで販売しており、ミネラル分が豊富で、白エビ風味のスープともっちりした麺が特徴。さらに広く知ってもらおうと、同校商業科の生徒が11日、同SAで試食を交えながらおいしさをアピールした。(藤木優里)

 塩ラーメンは地域資源の活用を目指し、2020年度に当時の滑川高校商業科2年生が考案。滑川沖の海洋深層水から作った塩をスープや麺に使った商品で、21年2月から有磯海SAの土産店に並べたほか、フードコートで販売するなどした。人気商品となり、2年余りで3万食を売り上げた。

 11日は、授業でマーケティングなどを学ぶ3年生4人が試食用のラーメンを自ら調理した後、土産店やフードコートを回り、来店客に魅力をPR。試食した人の中には「おいしい」と感想を話し、商品を購入する姿が見られた。

 同校の五十島大都(ひろと)さんは「おいしいと言ってくれて良かった」、北田宙(そら)さんは「みんな試食してくれて楽しい」と話した。

 塩ラーメンは北陸新幹線黒部宇奈月温泉駅(黒部市)や、ほたるいかミュージアム(滑川市)などでも販売している。

有磯海SAのフードコートで販売している滑川海洋深層水塩ラーメン
試食用の塩ラーメンの麺をゆでる生徒
滑川高校商業科の生徒が考えた塩ラーメン

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