写真で振り返る土砂災害 岩手県庁・12日までパネル展

土砂災害の被害を伝える写真パネル

 岩手県とNPO法人防災ネットいわて(盛岡市)は12日まで、県庁1階県民室で土砂災害の写真パネル展を開いている。

 山肌の見える崩落現場や土砂に埋もれた家屋。昨年8月の豪雨や2019年台風19号などの被害を伝えるパネル25枚を展示する。22年度の土砂災害絵画コンクールで入賞した小中学生のポスターも並び、早期避難の大切さを訴えている。

 県は22年度、県内全1万3305カ所の土砂災害警戒区域の指定を終えたが、近年は同区域外での被害も相次ぐ。そのため、新たに「土砂災害の恐れのある箇所」の抽出を進めており、今後はさらなる警戒区域の公表、指定も予定する。

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