「150年前は栃木県庁だった」 栃木高校で"歴史的建造物"を一般公開

 150年前の栃木県庁があった場所に校舎がある栃木市の県立栃木高校では11日、歴史的建造物の一般公開が行われました。

 今から129年前の1896年(明治29年)に創立した栃木高校には、明治天皇、大正天皇が陸軍大演習の時に滞在した「御聖蹟」と呼ばれる記念館をはじめ、明治43年に建てられた講堂、大正3年に建てられた記念図書館の3つの登録有形文化財があります。

 一般公開は3年ぶりで、特に今年は栃木県誕生150年。学校の敷地は150年前栃木県庁だった場所で、ふるさとの歴史を知る絶好の機会となりました。

 3つの建物とも現役で、特に講堂は学年集会や同窓会総会、文化祭の催しなどで人々が集います。長椅子も年季が入っています。記念図書館は老朽化が進んでいましたが、同窓会員の協力で今年(2023年)3月に補修され美しくよみがえりました。

 今回は在校生が建物の説明役を務め、訪れた人は貴重な建物の雰囲気に触れて歴史に思いをはせていました。

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