9月27日は「黄ぶなの日」 記念日に正式認定で周知の起爆剤に

 宇都宮市に伝わる縁起物「黄ぶな」を多くの人に知ってもらおうと制定した「黄ぶなの日」が、このほど記念日として正式に認定されたことを受け関係者らが8日、宇都宮市長を表敬訪問しました。

 黄ぶなを通してより多くの人に宇都宮の文化や風習などに関心を持ってもらおうと、「き(9)ぶ(2)な(7)」と読む語呂合わせから9月27日に制定された「黄ぶなの日」。

 今年(2023年)4月に記念日の登録を行う日本記念日協会によって正式に認定されたことを受け、黄ぶなの周知などを行っている推進協議会が宇都宮市の佐藤栄一市長を表敬訪問しました。

 「黄ぶな」は、宇都宮市に江戸時代から伝わる郷土玩具で、赤い顔には厄除けや病気除けの意味があります。

 協議会では、これまでに黄ぶなにまつわる商品を開発するなどして周知を行っていて、今年度(2023年度)は9月を「黄ぶな周知月間」としてPRのためのイベントを行うとしています。

 記念日登録の報告を受けた佐藤市長は、「素早い行動力ですね」と活動を称え、市が誇る伝統のさらなる広まりに期待を膨らませました。

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