ハナショウブ、梅雨空に優美な彩り 滋賀・草津で見頃

屋外の「湿生花園」に咲き誇るハナショウブ(草津市下物町・水生植物公園みずの森)

 滋賀県草津市の水生植物公園みずの森が、見頃を迎えたハナショウブの展示会を開いている。紫色や白色といった優美な花が梅雨空に彩りを添え、来場者の目を楽しませている。

 ハナショウブはアヤメ科の多年草。日本を代表する伝統園芸植物の一つでもあり、この花を通じて来場者に季節を感じてほしいと、毎年開催している。

 屋外の「湿生花園」に露地植えしているほか、屋内のロータス館にも約15鉢を展示。来場者は遊歩道を散策したり、カメラを向けたりして鮮やかな花々を楽しんでいた。

 大津市の瀬田小2年の男児(7)は「いっぱいお花があってきれい。いい写真が撮れました。また来たい」と笑顔を見せた。

 同園によると、今年は開花が例年より少し遅く、今月中旬頃まで楽しめそうだという。

 展示会は18日まで。午前9時~午後5時。月曜休園。入園料金が必要。

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