滋賀県守山市出身の元Jリーガー村田和哉さん(34)が大津市の瀬田小を訪れ、児童に「諦めなければ夢はかなう」と語った。4~6年生約200人が真剣なまなざしで耳を傾けた。
作家やトップアスリートを学校に招き、子どもたちに自分らしい生き方を考えてもらう大津市教育委員会の事業「学校夢づくりプラス」の一環で、1日に行われた。村田さんは児童の前に立ち、小学生の頃からJリーガーに憧れ、父の死を乗り越えて夢をかなえたことや、海外で活躍しようとして失敗したり、けがに苦しんだりしながらも前向きに挑戦し続けたことを伝えた。
村田さんは「『夢ノート』を作り、自分の夢が何か、どんどん人に話していくことが夢をかなえる一番の近道だ」と呼びかけた。6年の児童(11)は「夢をあきらめなければかなうんだなと思った」と話していた。児童が村田さんとサッカーをする時間も設けられ、懸命にボールを追いかけて汗を流した。