PSGがザハに手を伸ばす?アル・ナスルも巨額オファー、スピード勝負の可能性

[写真:Getty Images]

パリ・サンジェルマン(PSG)が、クリスタル・パレスのコートジボワール代表FWウィルフリード・ザハ(30)の獲得に動いているという。フランス『ル・パリジャン』が伝えた。

ザハは、これまでも市場が開くたびにビッグクラブへの移籍が噂されていた中で、2015年2月から過ごすクリスタル・パレスを離れることはなくプレー。これまで公式戦458試合で90ゴール76アシストを記録。今シーズンはプレミアリーグで27試合7ゴール2アシストを記録していた。

才能溢れるアタッカーとしての期待を受けていた中、気が付けば30歳。今シーズン限りでクラブとは契約満了を迎え、フリーでの移籍が可能だが、年齢の影響もあってか、かつてほどの人気銘柄ではなくなっている。

そのザハに対し、アル・ナスルが大きなオファー。年俸1500万ポンド(約26億円)の3年契約が提示されたが、PSGもチャンスを窺っていると言う。

『ル・パリジャン』によれば、PSGは2年前同様にフリーの選手を狙っているとされ、インテルのスロバキア代表DFミラン・シュクリニアル、レアル・マドリーのスペイン代表FWマルコ・アセンシオの獲得に動いている。

コストを削減しつつ、実力のある選手を補強したいPSG。ボルシアMGのフランス代表FWマルクス・テュラムやマンチェスター・シティのドイツ代表MFイルカイ・ギュンドアンなども候補に。フリー以外でもシティのポルトガル代表MFベルナルド・シウバなども狙っているとされている。

ザハは今夏フリーになることとなり、PSGの首脳陣も気に入っているとのこと。ザハに対しプロジェクトを説明したいと考えているという。

リクルート部門を主導するフットボール・アドバイザーのルイス・カンポス氏はザハを長年追っているとされ、スピード、ドリブル、そしてパンチ力のあるシュートなど、プレミアリーグで一定の成績を残し続けている力をチームに入れたいと考えているようだ。さらに、左右のサイドでプレーできることも、チームにとって大きな魅力だという。

問題はアル・ナスルからのオファー。ザハがどちらでプレーすることを魅力的に感じるかどうかが重要。また、プレミアリーグのクラブも関心を寄せているとされており、どこでプレーするのか。クリスタル・パレスでは味わえないチャンピオンズリーグ(CL)の舞台に立ちたければ、PSG一択となりそうだ。

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