マンチェスター・シティのUEFAチャンピオンズリーグ制覇により、ベルギー代表MFケビン・デ・ブライネは妻がいかに正しかったか認めなけばならない。
CL決勝でインテルと激突したマンチェスター・Cは、スコアレスで迎えた68分にロドリが芸術的なミドルシュートをゲット。最後まで虎の子の一点を守り切り、悲願のCL初制覇を成し遂げた。無敗優勝という偉業も残した中、31歳デ・ブライネは昨年8月妻ミッチェルに今シーズンはCLを制覇すると告げられていたよう。ミッチェルはデ・ブライネが大舞台を勝ち取るためにずっと戦ってきた事を誰よりも知っており、その信念を貫きマンチェスター・CがCLで優勝すると信じて疑わなかったとベルギー代表MFは語った。
「シーズンが始まる8月に、妻が“あなたはCLで優勝する”と言っていたよ。なぜか分からないけど、妻はいつも僕が勝つと信じていた。そして決勝戦の前も“心配してないわ。その時が来たと確信している”と言っていたよ。結局、彼女が正しかったと認めなければならないから少し残念だね笑。だから結果的にはベストじゃないよ！」。
2年前のCL決勝同様、デ・ブライネはクラブ最大の試合で計画通りには行かなかった。ここ数週間デ・ブライネを悩ませていたハムストリングの負傷が、決勝戦で再び悪化。志半ばで前半での途中交代を余儀なくされた。それでも、エティハド・スタジアムで過ごした8年間で5回のプレミアリーグ制覇と7度の国内カップ優勝を経験したデ・ブライネにとって、ついに欲しかったメダルを手に入れる。「このメダルを獲得するために、チームと一緒に戦ってきた。この試合だけで自分のキャリアを判断することはできないけど、サッカー選手として、そして人間として自分自身が成し遂げた事に満足しているし、誇りに思っている」と言及した。
「みんなは様々なことを言うけれど、やるべきことを行い、全力を尽くすのであれば、何があっても誇りに思うことができる。でもまあ、当然勝ちたいけどね。CL優勝という言葉を聞くと、いい気分だね。ただただすごいよ。信じられない。やり遂げれらなかった事を果たすというのは、常にプレッシャーがかかる。でも今シーズンのCLは1試合も負けなかったんだからそれに値すると思う」。
激戦を終えたマンチェスター・Cの面々は、12日に市内でパレードで行う予定だ。デ・ブライネは「シーズンがとても長かったし、この瞬間を楽しもうと思う。ワールドカップを挟んで一人当たり60、70試合はプレーしている。今までは控えめなパーティーだったけど、これから2〜3日は本当に楽しむよ」とコメント。またデ・ブライネはハムストリングの負傷で来シーズン開幕を逃す可能性があり、今後の数週間は自身の身体を労ると明かした。「バイエルン・ミュンヘンのアウェイ戦から2ヶ月間、ずっと苦しんできた。やるべき事はやった。アーセナルやレアル・マドリードとの試合ではなんとかこなしたよ。だけどインテル戦では前半にハムストリングが切れた感覚があった。どれくらい長引くかは全く分からない。おそらく今週中のどこから検査を受けるだろうね。100試合出場を目指していたのに、残念だよ」。
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