しらす漁解禁「とれたての生を…」 広島

12日、夏の風物詩「しらす漁」が解禁となりました。

児玉比呂記者「時刻は午前3時すぎです。あたりはまっ暗なんですが出航に向けた準備が進められています」

夜明け前呉市の港から一斉に動き出す船。約1時間かけてポイントに向かいます。

魚群探知機を駆使しながらしらすを探すこと約30分…

児玉記者「午前5時を過ぎたあたりです。船から網が下ろされ今年の漁が始まりました」

解禁時間の午前5時、およそ300mの網が一斉に下ろされます。4隻が1つのチームになって網を引き揚げると大量のしらすが…

水揚げされたしらすは「運搬船」に乗せられ加工場へと急ぎます。

児玉記者「加工場に届いた生しらすはこちらの機械で釜揚げしらすになります」

味や風味が落ちないよう素早く加工作業に入ります。

穏やかな波でストレスなく育つことから全国でも高い評価を受けている瀬戸内のしらす。シーズン最初の漁を終え、社長からは安堵の声が聞かれました。

もみじ水産 三宅敏郎社長「毎年のことなんですが緊張して魚の顔見るまではなかなか落ち着かなかったが少し安心した。取れたての生しらすをお刺身とかどんぶりにしてたべていただいたら」

その生しらすをいただけるのが加工場のすぐ隣にある「し~らすAQUA」

児玉記者「とれたての生しらす丼をいただきます。プリっとした食感と優しい甘みが口の中に広がります、これは生でしか味わえません」

生しらす丼は月曜限定販売。しかし生しらすが食べ放題になるバイキングは夏ごろまで毎日行われています。

客「(解禁日ということで)予約をして来ました。すごいおいしかったです新鮮で」「とれたてなんで最高ですよ」「子どもと孫に食べさせたいね」

12日にとれたしらすは13日の午前中には広島市内のスーパーマーケットなどで販売されるということです。

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