開山の祖しのび献茶式 高岡・国泰寺

茶をたてる三木町宗匠=高岡市太田の国泰寺

 高岡市太田の臨済宗国泰寺派大本山国泰寺で11日、献茶式が営まれ、表千家同門会県支部の会員ら約270人が開山の祖である清泉禅師の遺徳をしのんだ。

 澤大道管長があいさつし、虚無僧団体「妙音会」の3人が尺八を厳かに奏でた。表千家の三木町宗行宗匠が濃茶と薄茶をたて、仏前に茶が供えられた。出席者は清泉禅師や歴代宗匠、同門会の物故者をしのんで般若心経を唱えて焼香した。

 献茶式は国泰寺献茶奉賛会と同門会県支部が開いており、今年で47回目になる。4年ぶりに従来通りに行われた。

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