らんまん第53回・寿恵子、万太郎への思いを断ち切れず悩む

裕福な造り酒屋の跡取りとして生まれた主人公が草花に魅了され、やがて植物学者として歩んでいく姿を描く連続テレビ小説『らんまん』(NHK朝ドラ)。第53回(6月14日放送)では、寿恵子が万太郎への行き場のない思いに苦しむ。

万太郎から贈られたバラの絵を破ろうとする寿恵子(浜辺美波)(C)NHK

主人公・万太郎(神木隆之介)は、自らが手掛ける植物学雑誌の制作において佳境を迎えていた。講師の大窪(今野浩喜)をはじめ、植物学教室の面々たちによる論文も集まり、ついに万太郎は自らの手で石版に植物画を描き始める。

一方、万太郎への思いを忘れたい寿恵子(浜辺美波)は、万太郎から贈られたバラの絵を破ろうとするもできずにいた。ダンスの練習にバラの絵を持っていく寿恵子だったが、それを見た講師のクララ(アナンダ・ジェイコブズ)から、心のままに生きるように伝えられて・・・。

本作は、「日本の植物学の父」と称される牧野富太郎(まきのとみたろう)の人生をモデルに、激動の時代を天真爛漫に駆け抜ける植物学者の物語。放送は、NHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半からスタート。

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