中野選手の母校にWBCユニホーム 仙台・東北福祉大、29日まで

中野拓夢選手のユニホームの前で記念撮影する学生=仙台市

 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本の優勝に貢献した中野拓夢選手(阪神・日大山形高出)の代表ユニホームが12日、母校の東北福祉大国見キャンパス(仙台市)に展示された。

 学生の就職相談を行うキャリアセンター入り口に、JAPANのロゴの入った前向き、ネームが書かれた後ろ向きの計2着を掲げた。就活中の学生や職員が目に留め、スマホで記念撮影する姿も。ともに福祉心理学科2年の浅野珠生(たまき)さん(20)、遠藤帆乃香さん(19)は中野選手の存在を初めて知ったといい「母校から素晴らしい選手が出て誇りに感じる」と話した。

 サイン入りユニホームを巡る裏話を一つ。写真の通り、2着とも日本代表での背番号7とサインされているが、実はいずれもその裏側には「51」との書き込みが…。中野選手が間違って阪神での背番号をサインしてしまい書き直した(同大PR課)という。

 同所の展示は29日まで。7~8月は仙台駅東口キャンパスに場所を移す。

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