「時の記念日」(10日)にちなみ、鶴岡市の常念寺保育園(田中英嗣園長)の子どもたちが12日、常念寺で長く時を刻んできた“143歳”の大きな古時計を見学した。
年中児、年長児の計54人が、保育園に隣接する寺を訪れ、渡辺剛紀副住職から「この時計は今年で143歳になった」などと説明を受け、驚きの声を上げた。その後は高さ約2メートルの時計内部をのぞき、笑顔で記念写真に納まった。年長の菅原咲渚ちゃん(6)は「大きな時計でびっくりした」と話していた。
大時計は1880(明治13)年に製作された。旧西田川郡役所で使われていたが、振り子が風の影響で止まることが多く、その後、常念寺に移された。