和太鼓の迫力ある音楽しむ 茨城・鹿島特別支援学校の児童生徒

和太鼓奏者の鈴木貴之さん(右)の指導を受ける県立鹿島特別支援学校中学部の生徒たち=鹿嶋市沼尾

茨城県鹿嶋市沼尾の県立鹿島特別支援学校(石上智子校長)で12日、和太鼓の生演奏を鑑賞し、実際に体験する講座が行われた。小学部(149人)と中学部(86人)の児童生徒が参加し、迫力ある音を堪能した。

講座は県の文化芸術体験出前講座の一環。取手市の和太鼓奏者、鈴木貴之さんが講師を務め、小学部と中学部でそれぞれ実施した。中学部の生徒にはオリジナルを含め3曲を披露。鈴木さんが太い両腕でバチを振ると、重低音の大きな響きが会場を包み、生徒たちは驚いた様子だった。

続いて代表13人が、鈴木さんのアドバイスを聞きながら太鼓をたたき、音を出す楽しさを味わった。中学部3年の小沼悠真さん(14)は「音の大きさにびっくりした。和太鼓をたたけて楽しかった」と話した。鈴木さんは「和太鼓の魅力が少しでも伝わってくれればうれしい」と願った。

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