留学生に茨城県食材紹介 JA県中央会県国際交流協 連携協定結ぶ

包括連携協定を交わしたJA県中央会の八木岡努会長(左)と県国際交流協会の根本博文理事長=水戸市梅香

JA県中央会(八木岡努会長)と茨城県国際交流協会(根本博文理事長)は12日、食を通した国際交流に関する包括連携協定を締結した。県内の留学生らに茨城県の農産物を紹介する活動などで協力する。締結式が水戸市梅香の県JA会館で開かれ、八木岡会長と根本理事長が協定書に署名した。

地元農業の進展と多文化共生社会づくりが目的。①農業の活性化②健康増進・食育③外国人による地域活動の推進④相互理解・国際理解の推進⑤多文化共生の意義の普及などを確認した。期間は同日から1年間で以降は自動的に更新する。

締結後最初の取り組みとして今月17日、同会館1階のキッチンスタジオで「世界の料理ミーティング ウクライナ編」と銘打ち、県内在住のウクライナ人留学生らによる茨城県産の食材を使った母国料理の披露や、オンラインによるウクライナ現地とのライブ交信などの催しを開く。

八木岡会長は「JAの蓄積した技術が世界で広く使われ、茨城県の農産物をおいしく食べてもらうことにつながれば」。根本理事長は「国際交流を深めるには『食』というテーマが適している。JAとの連携は意義深く、心強い」と語った。

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